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天翔楽団 第15回定期演奏会 2017

 天翔楽団 第15回定期演奏会 2017 in 大阪・守口  天翔楽団 第15回定期演奏会 2017 in 大阪・守口

中国音楽アンサンブル 天翔楽団 2017 in 大阪・守口
天翔楽団 結成15周年記念 定期演奏会



阿里山的日出
白蛇伝
平湖秋月
The Last Emperor
瑶族舞曲
鄭成功

   … その他


井上 康夫   指揮
霍 暁君     二胡   ( ゲスト出演 )

中国音楽アンサンブル 天翔楽団


主催 : 天翔楽団     ≫ お問い合わせ


2017年11月12日 (日)  14:00

於 : 守口文化センター エナジーホール     ≫ アクセス
〒570-0038 大阪府守口市河原町 8-22   ☎ 06-6992-1276

 天翔楽団 第15回定期演奏会  天翔楽団 第15回定期演奏会

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【 館主敬白 】  いかにも中国風って曲名が並んでますねー。 ^^

もう10年以上昔、行きつけの喫茶店のマスターが二胡を始めたと熱く語るので、他にお客がいなかったのを幸い 実演を聴かせて頂いた事があります。 うまく説明できませんが、楽器の胴体と弦の間 にヴァイオリンの弓の毛の部分 ( みたいな … でもテンションをかけず ゆるゆる状態のもの ) だけを そのまま差し込み ( 挟み込み ) … ヴァイオリンなら楽器の外側 ( 上側 ) から楽器側 ( 下側 ) に圧力をかけて音を出すのに対し、二胡 は楽器側 ( 手前側 ) から向こう側 ( 外側 ) に張力をかけて音を出しているのを物珍しく眺めていた覚えがあります。 初心者のマスターが弾いているわけで、これが正しいんだろうか、とか、疑ったりしながら拝見させて頂きましたが、まぁ 大筋では正しかったんだろーなぁ と 思ってます。 二胡と言うくらいですから弦は2本。 指板 ( 竿 ? ) にフレットは無く、三味線を縦に持ちチェロみたいに弾くって言えばいいのでしょうか。 沖縄の三線を縦に持ち、弓を使って弾いているのを時たま映像で見かける事がありますが、あんな感じです。

上記のとおりの演奏スタイルなので、二胡初心者の喫茶店のマスターの場合は常に重音が鳴っていたのですが、単音を弾きたい時はどうするのでしょうか。 逆に、2本の弦を ( 開放弦で ) 3度にチューニングしておけば、永遠に平行3度の和音で演奏出来るという使い方も出来そうです。 弦が3本のもの = 三胡? は、弦が内側 ( ヴァイオリンとは反対側 ) に反って並んでいるのでしょうか。 スタッカートはなんとかなるかもしれませんが、スピッカートみたいなのは無理っぽかったです。 そもそも 音楽にスタッカートやスピッカートという概念が無いのかもしれません。

私の二胡体験は人生でその1回きりです。 というか、そもそも生演奏の中国音楽も たぶんその1回だけだと思います。 もっとも、私が親しんだ事のある楽器と言えば義務教育 = 健全青少年時代の縦笛くらいのもので、いかにも知っている風にヴァイオリン奏法の単語など並べておりますが、実際にヴァイオリンに触った事も、ほとんど無いんですけれど。  ^^;

って事で … まぁ、これは出掛けて行って聴かせて頂くっきゃないですね。


大阪に拠点を置く『 中国音楽アンサンブル 天翔楽団 』 様という市民楽団から、結成15周年記念の定期演奏会という事で情報提供を頂きました。 ありがとうございました。 情報提供ですから館主の責任で掲載させて頂 いております。 クラシック専科を標榜する当館ではありますが、同時に、館主が行きたくなれば何でもありのサイトでもあり、これまでにも J-Pop やら ジャズ やら、あげくの果てには新作楽器 ( ヴァイオリン・チェロ ) の試奏会 まで採り上げさせて頂 いてまいりました。

ただ、今まで中国の音楽に興味は湧かず、ほとんど無縁の生活をしてきた経緯もあり、本文中の漢字が間違ってないか気が気でないくらい全くの素人です。 今回、おかげさまでご縁を頂き、これを良い機会とさせて頂きます。 末永くごひいきのほど、よろしくお願い申し上げます。

天翔楽団ホームページ 『 団員便り 』 の中に、定期演奏会をどう楽しめばいいかという、コンサートに勝るとも劣らないくらい楽しい薀蓄 ( うんちく ) が述べられておりました。 ぜひご一読下さい。

   ≫ 知っておきたい! 天翔楽団定期演奏会の楽しみ方



せっかくですから この機会に … 例えば 『 阿里山的日出 』 とはどのような曲で、どんな演奏なんだろう、と、動画を検索していたら … 残念ながら 阿里山的日出 は見つかりませんでしたが YouTube に天翔楽団チャンネルがあるのを発見してしまいました。 その中にミックスリストを見かけましたので下に貼らせて頂きます。 出来ましたら拡大画面でお聴き頂きたいです。



今回 お世話になった天翔楽団のご担当者さまから 「 中国音楽を中国民族楽器にて演奏 」 というアナウンスを頂いておりましたので、じっくり拝聴、拝見させて頂いたのですが …

バンジョー (?)、琵琶 (?)、笙 (?) みたいなものから 横笛 (?)、鉦 (?)、和太鼓 (?)、譜面台で良く見えないのですが 箏 (?)、チター (?)、可動式のパイプオルガン ( みたいな ?) = 足踏み式のリード・オルガンでしょうか、でも、口で息を吹き込んでるようにも見えます。 終いにはチャルメラ ( みたいな ?) まで現れ、ホント、多彩で興味深かったです。 ネックから糸巻きにかけ90度曲がってるところなど、まさしく 琵琶 と 琵琶みたいに見える動画上の楽器 と リュートって起源は同じですよね! チャルメラみたいに見える楽器は、確かに二枚舌の音がしてます。 ^^

100年前の先輩たちが一生懸命西洋音楽を自国に採り入れようと頑張った結果としてのチェロやコントラバスと、飛鳥時代から平安時代にかけ、やはりこの国の先達たちが命をかけて中国に渡り、必死に先進国から学ぼうと頑張った結果としての笙や琵琶らしきものとが同じステージ上に並んでいる事に感動しました。 日本の文化は、様々な国の、様々な人に教えて頂き、支えて頂いたものが起源なんだなぁ と思うのであります。  なんか、このサイトの いつものペースじゃなくなっちゃってますが … 本当にそう思うのであります。

私たち日本人に いかにも中国を連想させる、あの、たおやかな女性のような甘い響きは、二胡のポルタメントに由来してる ってのも発見しちゃいました。 あれ、意識して弾き分けていらっしゃるんですね。 さっとポジション移動されてる場面もありますもんね。 二胡って独奏楽器だと思っていたのですが、クラシック界のヴァイオリン、吹奏楽のクラリネット的存在なのもよく理解出来ました。

その二胡ですが、舞台の下手側 ( しもて側 = 向かって舞台の右側です。 下手 = ヘタ とか、決して読まないで下さいね! ) に並ばれてます。 つまりコンサート・マスター ( 今回の場合はミストレス ) が指揮者の右手側に展開するという布陣です。 指揮者の方は右利きのようですし、これが中国音楽の一般的なスタイルなのでしょうか。 それとも天翔楽団オリジナル? 指揮者の好み?

あ、動画をじっくり拝見していると、天翔楽団のコンサート・ミストレスは琵琶 ( みたいな ) を弾かれている方かもしれません。 だとしたらこの並びは納得です。


2曲目、『 放學路上 』 。 文字からして 古き良き時代の中国の、下校時の子供たちの風景でしょうか。 その有様が目の前に浮かんできます。 私の記憶の中にも こんな時代があるのです。 Cメロ? 春の日の豊かに流れる大河のような中間部が終わり、元の元気なメロディーが流れだすと、さくら舞う河沿いの小径を子供たちの背中がじゃれ合いながら駆けて行きます。 横笛の笑い声の中で、カウベルのランドセルが かたかた鳴ってます。 … もうたまらないのであります。

え゙っ! 昨年のメンバー表の中に、大阮 / 紺屋豊 ってお名前が見受けられるのですが …  動画冒頭 、画面奥で大型のバンジョー ( みたいな = 大阮 ) を弾かれている、眼鏡をかけた男性がいらっしゃるのですが、もしかして …  それで、このフレーム・ワークになってる?  そうですよね、中国音楽という先入観で聴かせて頂いてましたが、この曲、日本の音楽ですもん。 聴き始めた頃から、1:32 あたりの、曲を展開部?に持っていく時のメロディー・ラインや和声進行、3:19 の半音上がるところ、とかが ( 中国音楽として ) 違和感あったのですが、そのつもりで聴かせて頂くと、全体が どこか聴いた事のある、懐かしい … 昭和30年代、例えば中村八大さんたちの頃の、まさしくピュアな日本の音楽ですもん。

9曲目の 『 浜辺の歌 』 が絶品でした。 というか、日本の伝統音楽含め、音程の微妙な違いは気にしないという おおらかな音楽群の中にあって、この曲 ( と13番目の曲 ) だけ、どういう訳か、はっきりオリジナルのクラシカルな和声となっていて、しかも大変美しくハモられていて、やはり聴き慣れた和音は体に馴染んでいるよねー って感じでした。 とくに冒頭の中国語? の部分、歌手の方が言葉に慣れておられ、伸び伸びとなめらかで無理が無く、聴かせて頂いていて心地良かったです。 ただ、この歌手さん、ブレスの仕方などからアカデミックなクラシック音楽教育は受けていらっしゃらないと思われ ( 失礼! ) 、だとしたら この曲に一番気を遣われ、ご苦労されたかもしれません。


※ 天翔楽団様からお便りを頂きました。

「 歌手の方は香港の方で、この演奏会のためだけに日本語の歌を練習していただきました。 発声方法等、中国の歌は独特のものがあります。 ブレス方法等の違いはお国の違いと思われます。 幼少の頃から音楽を勉強されてきた方です。 」

はい。 私が違和感を感じたのはブレスではなく、日本語の文節の区切り方だったようです。 私たちが、区切り無くカタカナ英語が並んでいる歌を唄うようなものでしょうか。 そうですよね、日本語に馴染んでいらっしゃらなければ こうなっても仕方ないですよね。 大変失礼いたしました。


2017/09/17、天翔楽団さまからの情報提供と週末の台風接近に伴う雨のおかげで、上記動画以外にも中国音楽をだいぶ聴かせて頂きました。 そして、こんな音楽、こんな楽器がある事、日本にも活動されてるグループがある事など、ネットを通して教えて頂き、知識も増え、だいぶ慣れてきたと思います。 っつうか、天翔楽団大好き人間になっちゃいました。 とくに 放學路上 はエンドレスで今も流れ続けており、昨日から とっくに 100回を超え、1,000回に迫ってるかもしれません。

放學路上 いいですよねー。 ドキュメンタリー 『 世界の果ての通学路 』 の挿入曲、朝ドラのレジェンド 『 おはなはん 』 のテーマソングなど思い出したりしながら聴かせて頂いております。 紺屋豊さんてどんな方なのでしょうか。 作・編曲がお仕事? それとも趣味でここまで創っちゃう? 何はともあれ素晴らしいです。 けっこう真剣に自分が作った曲の楽譜を覗き込んで演奏されてるところなども好印象です。 ^^

天翔楽団さま、ホームページも YouTube チャンネルもお持ちならば、ぜひ団員の皆さまの紹介、それから楽器の解説や弾き方の説明とかも載せて頂きたいです。 そうしたら 素人の私がわけの分からない二胡の事など書かずに済んだと思います。 どんな楽譜を使われてるのかも気になります。 楽器店さんが喜んで協力してくれると思います。


※ 当館のお客様へ。 当然の事ではありますが、音楽をどう受け止めるかはお客様個人の自由です。 死語になってしまいましたが カラスの勝手 です。 例えば2曲目で、私には笛の音 ( ね ) やパーカッションの音が子供たちのはしゃぐ様子に聴こえてきましたが、それは私が勝手にそう感じただけで、作曲者や指揮者、演奏される皆さんが何を表現したいのか、本当のところは私には分かりません。 ましてや それをお客様に強制するものではありません。 良い子の皆さんは私の妄想にお付き合い頂く必要はなく、しっかり ご自身を全うされる事を強く望んでいる館主ではありますが … まぁ、そんな事はどうでも良く … 天翔楽団様の結成15周年記念定期演奏会の大盛況と大成功を心よりお祈り申し上げるばかりです。 お客様におかれましては皆さまお誘いあわせの上、向こう三軒両隣 一族郎党引き連れ、息絶え絶えのじさまは戸板に乗せ、行きずりの見知らぬ方には首に縄をかけ、会場にお運び願いたいものです。


※ 2017/11/13 、放學路上の紺屋様から わざわざ お手紙を頂きました。 ちょっと当館のメールボックスに納めておくだけではもったいなく、支障の無い範囲で 転記させて頂きます。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

はじめまして

「 放学路上 」 の作曲者・紺屋豊です。
「 放学路上 」 をこのような形で取り上げていただき、感謝しております。

現在、私は福岡に住んでおり、
昨日の天翔楽団定期演奏会に参加するため、久々に大阪に来たとき、
本件を楽団のメンバーから教えていただきました。
そのため返信が遅くなり、申し訳ございませんでした。

> 聴き始めた頃から、1:32 あたりの、曲を展開部? に持っていく時の
> メロディー・ラインや和声進行、
> 3:19 の半音上がるところ、とかが ( 中国音楽として ) 違和感あったのですが、
> そのつもりで聴かせて頂くと、全体が どこか聴いた事のある、
> 懐かしい … 昭和30年代、例えば中村八大さんたちの頃の、
> まさしくピュアな日本の音楽ですもん。

そのように聴こえますか。 言われてみれば、自分でも納得です。

この曲は、もともとは弾撥楽器 ( 琵琶、揚琴、中阮、大阮 ) と
笛子だけの五重奏として作曲しました。
最初のバージョンには、二胡が主旋律をとる「1:32から1:48の展開部」や、
「 中間 ( 2:40から3:40あたり ) のゆったりした転調部 」 はありませんでした。

そして、たまたま知り合いを通して、
神戸中華同文学校 ( 中華学校 ) の民楽部 ( 中国民族音楽クラブ ) の
当時の顧問であった 張述洲 先生 ( 現・校長 ) を紹介していただきました。

「 放学路上 」 は中国の山奥にある小学校の生徒が、
放課後に寄り道して川辺で遊ぶ様子をイメージした曲だったので、
「 先生の民楽部の生徒さんに演奏してもらえないか 」 と、
張先生にお願いしたところ、
「 放学路上というのは、子供たちが演奏するテーマとしてぴったしです。 」 と
言ってくださいました。

しかし、
「 うちのクラブの約半分は二胡なので、二胡も参加できるよう、
二胡パートの楽譜も作って欲しい。
でないと、二胡の生徒の親からクレームが来るかもしれないので、
うちの学校の遊芸会 ( 文化祭 ) で演奏することは難しいです。 」 ということで、
二胡だけでなく、打楽器など他のパート譜も加えた形で、追加作成しました。

中間部は、張先生がイメージしたメロディーをもとに、私が編曲しましたが、
「 3:19 の半音上がるところ 」 などは、昭和世代の日本人として
知らず知らずに私の体の中に染みついたものが、出てしまったみたいです。

> 紺屋豊さんてどんな方なのでしょうか。
> 作・編曲がお仕事? それとも趣味でここまで創っちゃう?

全くの趣味です。

> どんな楽譜を使われてるのかも気になります。

楽譜は自由にダウンロードできるようにしています。
YouTubeのHPのコメント欄のところに下記のように記しているのですが、
分かりにくいですよね。すみません。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

ありがとうございました。

作曲家としての紺屋さんで、私が一番凄いと思ったのはその構成力です。 5分ほどの平易な曲と思われるかもしれませんが … 実際、聴きやすく5分など あっ という間 に過ぎてしまう曲なのですが、これは紺屋さんのメロディー・メーカーとしての優秀さの他に、次から次へと新しいメロディーとそのバリエーションを繰り出し、お客様を絶対飽きさせないぞ! っていう工夫がふんだんに盛り込まれているからなのです。 至りませんが、少々説明させて頂きます。 館主は何も分からない素人ではありますが、恥ずかしながら さきほどは上記において 二胡のご説明などもさせて頂いた事ですし、楽曲解説にも挑戦させて頂きます。

この曲、基本的には A・B・C 3つのメロディーを組み合わせて構成されております。 まずイントロがあり、Aメロとなり、性格の異なるBメロがAメロを受けて続きます。 これってクラシック音楽的にはソナタ形式の第1主題と第2主題 って事になります。 その後、簡易的な展開部らしきもの ( AメロとBメロを組み合わせつつ 曲を豊かに盛り上げていく ) があり、そして普通のソナタ形式では、この後 再現部と言って 最初の Aメロ、Bメロに戻っていくのですが、放學路上の場合はここで新たにCメロを挿入してきます。 AメロでもBメロでもない、全く新しい性格のメロディーです。 その後、やはりAメロ、Bメロに戻るのですが、ここにCメロが挟まっている事で 聴衆はほんのちょっと前に聴いたAメロ、Bメロに得も言われぬ懐かしさを体験する事になるのです。 さらにはCメロが終わった後、再度Aメロが始まる直前、Cメロ と Aメロの境目の部分に琵琶 ( みたいな ) の、ジャーン、ジャヮ~ン、ジュヮ~ン という3つの音が入るでしょ、 これも重要なポイント ( ちょっと もったいぶる? 何かが起こる予感? みたいな … ) となって、再現される懐かしさを際立たせていると思います。


これ、ハマると名曲になります。

例えば松田聖子さんの 『 あなたに逢いたくて ~ Missing You ~ 』

曲が終わりかけたところで、こんな歌詞が流れます。

   一緒に過ごした日々を
   忘れないでね
   後悔しないでしょう …
   二人愛し合ったこと …

ここがCメロです。 この後、大サビに突入していきます。 Cメロが大サビをさらに盛り上げている感覚、お分かり頂けるでしょうか。


放學路上の場合はこの後、簡単なコーダ ( 終結部分 ) を経て終曲となります。 これ、クラシック的 には複合三部形式 って事になるのでしょうか。 そんなに重くないので、スケルツォ形式 って言ってもいいかもしれません。 ショパンのスケルツォの原型ですね。

ちなみに、上記 『 浜辺の歌 』 は…

   A ⇒ A’ ⇒ B ⇒ A’   という進行になり 、

♪ 春のうららの隅田川 … で有名な 『 花 』 などになると …

   A ⇒ A’ ⇒ A’’ ⇒ A’   という感じでしょうか。

浜辺の歌、花、などは100年を超えて昔の作品であり、五線譜を使った日本の音楽の黎明期、我が国に西洋音楽をもたらし、定着させた偉大な先人たちの作品で … 紺屋さんはその延長線上に位置する方なわけで、これらを比較しても意味が無く、大先輩の方々に失礼な事ではあるのですが … それにしても紺屋さんの構成力、凄くないですか? 「 全くの趣味 」 だそうですよ。 「 作・編曲がお仕事? 」 と思った私の気持ち、分かって頂けますか?

では 『 放學路上 』 、改めてお楽しみください。  ^^



お手紙の中で 曲の出来たいきさつなども紹介して頂 いておりますが、Cメロは後から追加されたのだとか。 とてもそんな事とは気付かない、自然な流れです。 これ、本当に専門家でなくては出来ない仕事だと改めて思うのです。 敬服するばかりです。 紺屋さん、お仕事がお忙しそうですが、どんどん新しい曲にも挑戦して頂き、また、天翔楽団様におかれましてはそれをコンサートで採り上げて頂きたいものです。 当館にも知らせて頂 けるとありがたいです。

ここまで話が進んだら 放學路上 はアンコールの定番にして頂きたいですね。 ウィーン・フィルの 美しき青きドナウ みたいな、アンコールの2曲目、これでおしまい! ってやつです。 正規のプログラムに載せてしまうと、翌年 演奏できないですもんね。 毎年、毎回、聴かせて頂きたいです。

放學路上の楽譜、確かにダウンロード出来る事を確認させて頂きました。 紺屋さんの文面では自由にダウンロードしても問題なさそうです。 楽譜を見ながら聴かせて頂くと、その凄さを改めて実感させて頂けます。 併せてご紹介させて頂きますが、もしコンサートなどで演奏されるような場合、さらには 個々の団体用に編曲も加わるような場合は紺屋さんに一報される事をお願い致します。

   ≫ ganwufeng-2013 ( FXLS ( 放学路上 ) -20161228 )
   ≫ 紺屋豊 YouTube channel










     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆


すんません すんません、すんません。 追加の 追加の 追加の … です。

せっかくなので、この際 当館のクラシカルなお客様に どうしても聴いて頂きたく、追加させて頂きます。 もしかしたら ずーっと辛抱してここまでお付き合い頂いたかもしれないお客様へ、館主からの気持ちです。 天翔楽団様からあちこち放浪し、おかげさまでこんなところまで辿り着いちゃいました。 当館のほとんどを占めるであろうお客様、クラシック・ファンの皆様も楽しんで頂けるはずです。

中国音楽、中国楽器、中国の方の演奏、少々食わず嫌いなところがあったかもしれません。 上記 『 浜辺の歌 』 も絶品でした。 音楽に垣根 ( 国境ではなく ) は無いとよく耳にしますが、触れてみれば確かに実感して頂けると思います。

段琳 ( duan-lin ダン・リン ) さんの二胡で ツィゴイネルワイゼン。 この曲、個人的には扇谷さんの演奏など大好きなのですが、それに勝るとも劣りません。 二胡でここまで弾けるのは珍しい、とか、素晴らしい とか、そういう問題ではありません。 段さんの豊かな想像力、二胡の可能性、純粋にツィゴイネルワイゼンという曲の、もの凄い名演だと思います。 ハイ・ポジションのフラジオレット、左手でのピッチカート などなど … やはり と言うか、さすがに スピッカートはご無理なようでしたが、でも、あそこは ( 弓の張力を、普段より いくらか上げてる? ) 絶対スピッカートを意識されてるよね、みたいなところまであり、しっかり、充分に堪能させて頂きました。 キーボードの伴奏があるわけですから 音程も純正調ではなく、きちんと平均律で弾かれているところなども完璧です。 扇谷さんと聴き比べ、違いを、そして共通点を楽しんで頂ければ幸いです。

二胡の、楽器としての音域の限界なのでしょう、チャルダッシュのところでいきなり転調 し、音程が下がってしまう … あ、下がる上がるはどうでもいいのですが、突然異なるキーになってしまうのにはびっくりさせられましたが …  キーボードの序奏で始まる最初の部分、彼女の あの 気だるそうなふり 、あれ、本当はご自身に気合を入れてらっしゃるんでしょうね。 ピッチカートがうまくいったんでしょう、しめしめ といった感じでわずかに微笑まれるところなども必見です。 個人的 には、拝見、拝聴していて涙が出てきてしまいました。



照明がうるさいですよね。 邪魔です。 スコアを追い切れていない ( 追ってない? 見てない? ) シーンもあります。 キーボード含め、シンプルに トップ と サイド と ピン・スポ を固定しといて欲しかったなぁ。 ジャズ系? ポップス系? のライブハウスでしょうか。 このシチュエーション、異質だけど悪くないんですけどねー。

えー、もっと正しく美くしいツィゴイネルワイゼンが好みって方には張日妮さんの二胡 もお勧めです。 こちらの方が分かりやすいです。 ただ、私には美し過ぎます。 っても、好みなど言ってられないほど素晴らしいです。

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[ 2017/11/12 14:00 ] 公演予定・元 終了公演 | TB(-) | CM(-)