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『 電話 』 『 カヴァレリア・ルスティカーナ 』 2019 in 軽井沢


 メノッティ 『 電話 』 マスカーニ 『 カヴァレリア・ルスティカーナ 』 2019 in 軽井沢大賀ホール  杉原桐子 すぎはらきりこ ヴァイオリン奏者 ヴァイオリニスト  大畑晃利 おおはたてるとし 演出家・脚本家・プロデューサー  内田満 うちだみつる 指揮者( 長野県 ) 音楽指導者  竹花摩耶 たけはなまや 声楽家 オペラ歌手 ソプラノ  大畑裕江 おおはたひろえ 声楽家 オペラ歌手 ソプラノ

第6回 軽井沢オペラプロジェクト 2019 in 大賀ホール
メノッティ 『 電話 』 マスカーニ 『 カヴァレリア・ルスティカーナ 』



メノッティ    オペラ 『 電話
マスカーニ    オペラ 『 カヴァレリア・ルスティカーナ 』     ≫ あらすじ


 内田満 うちだみつる 指揮者( 長野県 ) 音楽指導者 内田 満   指揮

メノッティ   『 電話 』

   大畑 裕江   ルーシィ
   熊谷 修一   ベン

マスカーニ   『 カヴァレリア・ルスティカーナ 』

    竹花摩耶 たけはなまや 声楽家 オペラ歌手 ソプラノ 竹花 摩耶   サントゥッツァ
   宮下 靖弘   トゥリッドゥ
   熊谷 修一   アルフィオ
    大畑裕江 おおはたひろえ 声楽家 オペラ歌手 ソプラノ 大畑 裕江   ルチア
   尾台 瑶子   ローラ


合唱   軽井沢混声合唱団
      いけめんずコーラス
      軽井沢少年少女合唱団     …ほか


宮下 絵美    ピアノ
 杉原桐子 すぎはらきりこ ヴァイオリン奏者 ヴァイオリニスト 杉原 桐子    ヴァイオリン
堤 裕介      チェロ
柳澤 里乃    フルート
山浦 翔太    オーボエ
上原 由起美   クラリネット
山口 拓也    シンセサイザー
楜澤 真司    パーカッション


 大畑晃利 おおはたてるとし 演出家・脚本家・プロデューサー 大畑 晃利    演出 ( 日本語歌詞 )

原 侑人      舞台監督
三輪 徹郎    照明 ( FULLSPEC


主催 : 軽井沢オペラ実行委員会  📱 090-4462-3862  ( ohata@kes-grp.com )


2019年03月24日 (日) 14:00

於 :  軽井沢大賀ホール 信州 長野 軽井沢 大賀ホール 軽井沢 信州 長野 大賀ホール   ≫ アクセス
〒389-0104 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東 28-4   ☎ 0267-42-0055

 軽井沢オペラ・プロジェクト 2019

≫ 小諸高校 音楽科ニュース

 コンサート ご感想ページ へ


主催者、演奏家の皆さまへ



【 事務局便り 】 最近、音楽館へのモチベーションが上がらず … 自分勝手にやってるだけのサイトですから どなたかに ご迷惑が掛かるわけでもなく、数か月放ったらかしでも何の問題も無く … 後述しますが、今回、ヴァイオリン担当の杉原桐子さんのリサイタルがある7月くらいまで休んじゃおうか、さて、それ以降はどうしようか、なぁ~んて 漠然と妄想していたら、軽井沢オペラ・プロジェクトさんから情報提供を頂いちゃいました。 『 頂いちゃいました 』 なんて失礼ですよね。 重い腰を上げるきっかけを作って頂いた事に深く感謝しております。


軽井沢オペラ・プロジェクト 』 、隔年の開催となり、今回で6回目なのだとか。 当館でも 『 こうもり 』 『 愛の妙薬 』 と、過去に2回ほど採り上げさせて頂いており、今回が3回目となります。

信州では、例えば大鹿歌舞伎などが有名ですが、軽井沢の近くでも東御市には祢津歌舞伎があり、( 今では佐久市になっちゃいましたが ) 旧・臼田町湯原神社の三番叟なども有名です。 軽井沢オペラ も、せめて100回くらいは続けて頂き、200年後の重要無形文化財入りを狙うってのはいかがでしょうか。 今年のご出演者の中には 軽井沢少年少女合唱団 という名前も見受けられます。 いつの日か、この中から 軽井沢オペラ をしょって立つ! 若者が出てきて頂きたいものです。 バタ臭い軽井沢には ピッタシ! な企画だと思うんですけど。

軽井沢オペラ・プロジェクト 、前回までは 『 軽井沢町民オペラ・プロジェクト 』 という名称だったように記憶しております。 今回、『 町民 』 という文字が見当たりません。 ただの誤植でもなさそうだし、これは何を意味しているのでしょうか。 世の中に市民オペラは数多くあれど、たとえ軽井沢という特殊事情があるとはいえ 『 町民オペラ 』 って名称、貴重ですし、そもそも誇りだと思うのです。 大鹿歌舞伎も、秘境と呼ばれる長野県下伊那郡大鹿村だから、さらに価値があるわけで、『 町民オペラ 』 の名称が消えてしまうのは、いかにも残念、もったいないと思うけどなぁ。


さて、『 カヴァレリア 』 ですが … 私の中では、リハーサルから本番まで、ピンは上野文化会館での二期会公演から、キリは高校生の部活まで、優に100回を超え、たぶん 500 とか 1,000 回くらい耳にしているオペラです。 なので、申し訳ありませんがちょっと食傷気味。

その中から思い出の数々を手繰り寄せると … 以前、軽井沢オペラの 『 メリー・ウィドウ 』 公演にご出演されていた倉石真さんのシチリアーナ …

O Lola ch'ai di latti la cammisa  …

シチリアーナ。 オペラ冒頭で トゥリドゥ が歌う詠唱です。 昔の恋人ローラが いかに麗しい女性であるか、そして彼女への自分の想いを切々と歌い上げます。 思い出深いです。

この時は基本的に演奏会形式のコンサートでしたが、倉石さん、良く歌いこなされており、言葉の一つ一つが心に残ってます。 その際の伊坪淑子さんの伴奏、っつうか、彼女の鍵盤さばき ( 鍵盤づかみ? ) もベルカントにピッタシの突き刺さるようなタッチで、 さらにはイタリア・オペラ特有の訛り、音符の溜め、リズムの揺れ。 倉石さんのテノールと絶妙なコンビネーションで、本当に見事でした。 あえて トゥリドゥ とは申しません。 シチリアーナを歌わせたら倉石さん。 コレペティトールだったら伊坪さん とか 石野真穂さんをお勧め致します。 機会を見つけ、ぜひ、お運び下さい。 石野さんは おっかないピアニスト って事で有名な方ですが、仕事中の女性ピアニストさんは おっかない くらいが気迫にあふれ、素敵です。 食事をご一緒したいかどうかは別として。

カヴァレリア・ルスティカーナ って、よく 『 田舎の騎士道 』 って訳されてるのを見かけますが、鈍いんでしょうね、私はずーっと、意味が よく 分かりませんでした。 却って混乱するような気もしますが 『 田舎の兄ぃちゃんたちの、男の落とし前の付け方 』 みたいな感じの方が似合ってるかもしれません。 もちろん150年くらい昔 ( 日本では明治維新の頃 ) のイタリアの片田舎、シチリア島 ( イタリア半島のつま先で蹴られた島 ) の山あいの小さな町の出来事 ってイメージ。 運送業のおっさんと兵隊帰りの兄ぃちゃんが、優柔不断でしょうもない女の事で揉め、決闘に至るまでの顛末。 酒場の女将とその娘も絡んでる。 そんなこんなをテーマにしたお話です。

オペラの中頃、ちょっと一息、オーケストラだけの曲が入ります。 その美しさでテレビや映画、CM でも頻繁に使われる名曲 、『 Intermezzo = 間奏曲 』 です。 とくに 、( ピアノでは表現できない ) 弦楽器のアクセントの付け方にご注目願います。 ボウイング ( ボーイング = 飛行機会社じゃないですよ。 運弓 = 弓さばき 、弓の使い方の事です。 ) の途中で入ったりします。 指揮者のイメージとオーケストラの腕の見せどころです。 今回のマエストロ、内田さんは、信州を代表する指揮者のお一人でもあり、その音楽解釈には定評があります。 私個人も大変尊敬する方なので、とっても楽しみです。 また、終盤部分でのチェロの下降 ( ラメント・バス = クリシェ ) など、チェロの方、盛大にビブラートをかけ、真剣ではあっても ほぼ恍惚の中で弾かれてるわけで、惜しみのない拍手をお願いしたいです。  この曲、オペラ後半で これから起こる結末を予感させ、それに怯えおののく サントッツァ の、聖母マリアへの祈り そのもの だと思ってます。 当公演、パンフレット画面右側の女性の瞳からこぼれ落ちる、ひと粒の涙でもあります。 ドラマは ここから一気に、石が坂を転げ落ちるように惨劇へと突き進んでいきます。


詳しくは Wiki に譲りますが、メノッティ ってイタリア生まれ、主に第二次大戦前後、及びそれ以降にアメリカで活躍された作曲家さんです。 日本人では團伊玖磨さんと同世代。 個人的に、とくにコード進行とかで、どこか共通点あるよねー なぁんて思ってます。 当時のお洒落な音楽のスタイルだったのでしょうか。

メノッティ と言えば、2017年8月に大森晶子さんのグループが佐久平でやってたよねー って思い出し、確認したところ、ドニゼッティの リタ でした。 ごめんなさい。 リタ って、メノッティだとばかり思ってました。 だって、話の展開がメノッティそのものなんだもの。

今まで当館では、メノッティ作品として 『 泥棒とオールドミス 』 『 アマールと夜の訪問者 』 などを採り上げさせて頂いてまいりました。 『 電話 』 も、小諸高校音楽科の講師を務められる髙原亜希子さんのグループの公演を、コンサート終了後に掲載させて頂きました。 つまり、後出しじゃんけん って訳です。 この、髙原さんたちの 『 電話 』 公演、今でも語り草になっており、何処かに動画でも公開されてないかなぁ、なんて思ってます。

という訳で、皆さまに馴染みが薄いであろう 『 電話 』 のあらすじを、欄外にちょこっと載せておきました。 Wiki に見当たらなかったのです。 興味があって、時間のある方はどうぞ。


番宣記事、どんどん続きます。


今回ご出演の竹花摩耶さんは、当館開設時、最初に情報提供を頂いたソプラノ歌手さんです。 こういうのって、忘れられませんよね。 その後、いくつかコンサートを紹介させて頂く中で、2016年には上田シティオペラ協会 『 サンドリヨン 』 公演でタイトル・ロールを務められ、同様に今回はサントッツァを歌われます。 惨劇のヒロインです。 最初の頃は 摩耶ちゃん とか、気軽に呼ばせて頂いていたのですが、もうすっかり雲の上の人になってしまいました。 最近、お互いにご無沙汰で、気になっていたらパンフレットにご芳名を発見した次第です。

また、以前デュオのコンサートなども企画されており … 二重唱 = 女声×女声、女声×男声、ずらりと名曲が並ぶ中で、こういうコンセプトのコンサートには なかなか お目にかかれず、これからの展開がとっても楽しみな企画の一つです。

竹花さん、そろそろ脂の乗ってきた頃です。 ご自分のイメージに合わせた、体のパーツ全てのコントロール方法も会得されつつあるのではないでしょうか。 摩耶ちゃんて華があって、ミミ ってよりも 絶対!ムゼッタ とか ヴァランシエンヌ だよね! 昔は思ってました。 今回は純真素朴なイタリアの田舎娘が役どころです。 竹花さん、どれだけ成長され、幅が広がり、スケールが大きくなられたのでしょうか。 サントッツァ って 『 サンタ 』 、日本語では 『 聖 』 = 聖ちゃん みたいな感じだと思います。 彼女の怒り、哀しみ、後悔を、どう聴かせて頂けるのでしょうか。 頑張って下さい。


昨年夏、一通のメールが届きました。 今回のヴァイオリニスト 杉原桐子 さんからでした。

「 2019/07/21 ( 日 )、丸子の国際音楽村、こだまホールで7年ぶり、2回目となるリサイタルを開きます 」 って内容でした。 「 会場を押さえた翌日、真っ先にお知らせします 」 って書いてありました。 杉原さん、光栄です。 嬉しかったです。

杉原さんは、信州を代表するプロ・オーケストラ、ensemble NOVA に在籍されるヴァイオリニストさんでもあります。 それも、1st Vn の 2プル裏 という、分からない方には説明しづらいですが大変重要なポジション ( 正直、オーケストラの ウラ番 です ) を務められ … てか、私としては、「 それ、美味しくね? 」 っていう場所なんです。 つまり、指揮者に近い割りにはコンサート・マスターの陰に隠れて目立たない = 文句言われないですし、 客席からも 2プル表の人に隠れて良く見えない = ミスしても気付かれにくい = 例えばステージ用の靴を忘れても何とかなるし … 何と言ってもコンサートマスターの一挙手一投足、リーダーシップの取り方、気配り目配り、全て目の前でつぶさに見る事が出来るのです。 羨ましい限りですよね。 私は法螺と第一興商のマイクしかいじれませんが、もし奇跡を起こせるなら、一生に一度でいいです、本番のステージで最後まで乗り番で座っていてみたい。 客席の誰も気付かないかもしれない。 そういう場所なのであります。

杉原さん、ごめんなさい。 気にしないで、さらりと流して下さい。

で、それ、何となく音楽館へのモチベーションが薄れていった時期と重なってて、でも、杉原さんのメールは、とっても嬉しかったので、彼女のリサイタルは記事にしようと決めました。 ただ、それ以外の事は自分でもよく分かりません。 一応、このコンサートを機会に、音楽館を再開しようと思ってはいるのですが、却ってフィナーレになってしまいそうな気もします。 ま、皆さんにはどうでもいい事ですけどね。 ^^

とにかく 7月21日 ( 日 )、上田 ( 旧・丸子町 ) の 国際音楽村杉原 さんのヴァイオリン・リサイタルが開かれます。 当館でも採り上げさせて頂きますので、皆さまお誘いあわせの上、ぜひ お出かけ下さい。 300席のこだまホール、立ち見が出るくらい盛り上がるといいですよね。 コンサートの詳細、杉原さんの事など、その際、改めて書かせて頂きます。



メノッティ  オペラ 『 電話 』   ( あらすじ )



     … ネタバレ です。 演出の大畑さんに叱かられちゃうかも。 ^^;


ルーシィ    ソプラノ
ベン      バリトン ( ルーシィのボーイフレンド )

ルーシィのアパートにボーイフレンドのベンが訪れ、あと1時間で旅行に行かなくてはならないのだが、その前にどうしてもルーシィに伝えたい事があると言う。 ベンが話の前置きを ( 長々と ) していると電話のベルが鳴る。 ルーシィの女友達からである。 彼女は会話を楽しんでいる。

ようやく電話が終わり、ベンが話を戻そうとすると またベルが鳴る。 今度はルーシィの男友達のジョージからである。 どうやら受話器の向こうでは口論となっているらしい。 ベンは 「 早く自分の話を聞いて欲しい 」 と言うが、ルーシィは 「 その前に もう一件、どうしてもかけたいところがあるのよ 」 と、今度はパメラの番号を回し始める。

ベンは、ルーシィの長話しに途方に暮れ … 出発時間も迫っているし、もうここで話すのは無理だと諦め、荷物を持って出て行く。

電話が終わり、ベンが帰ったことに気づいたルーシィは残念がる。

すると、またベルが鳴る。 ベンが公衆電話からかけてきたのだ。 彼の率直な 「 結婚してほしい 」 という言葉に、ルーシィは 「 もちろんよ 」 と答える。 ベンの旅行の間、二人は毎日電話する事を約束し、声をそろえてルーシィの電話番号を確認し始める。


※ 参考出典 : ≫ 沖縄オペラアカデミー


【 事務局員の独り言 】 それにしても、手回しダイアル式の電話機とか公衆電話とか、遠い昔の話になっちゃいましたよねー。 あらすじを編集してて、これ、どのくらいの年代の人になら理解して頂けるんだろー、みたいな事、考えてました。 博物館に飾られる日も、近いかもしれません。 そんな時代のお話です。

ただし、軽井沢オペラ・プロジェクト は毎回、上記のようなストーリー展開にはなりません。 軽井沢ならではのローカル・ルールが優先適応されます。 お話も、すっかり軽井沢で起きた事件に置き換え? てか、すり替えられ … 過去には、現役の郵便局員さん、消防団の皆さん、舞台になんか立った事ない! オペラなんか観た事ない! みたいな方たちが多数ご出演し、会場を爆笑の渦に巻き込んでらっしゃいました。 さて、軽井沢の地で、今回はどんな お話になってるのでしょうか。 演出家さんの想像力と包容力も、軽井沢オペラの大いなる魅力の一つなのでありまです。


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[ 2019/03/24 14:00 ] 公演予定・元 終了公演 | TB(-) | CM(-)